新刊のご案内

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上巻 A4版 フルカラー
504ページ 1万9800円
下巻 A4版 フルカラー
344ページ 1万3200円
 

2000年5月に産声をあげたNPO交通事故110番の活動も、21年目に突入しています。
この間、メール、電話や交通事故無料相談会などを通じて、多くの被害者と触れ合いを重ね、交通事故実務講座では、新進気鋭の弁護士にご参加をいただき、交通事故外傷と後遺障害の勉強会を積み重ねてきました。

交通事故による傷病名は322もあるのですが、その頂点に位置し、被害者と、ご家族にとって、立証が難しく、最も深刻な傷病名は高次脳機能障害です。
NPOジコイチは、後遺障害の立証が主たる業務であり、以下の①~⑥の精度を磨き続けてきました。

①傷病名、事故後の意識障害、XP、CT、MRIなどの画像所見の検証?
②被害者に認められる具体的な症状?
③現在の治療先で、それらを立証できるのか?
④できないとすれば、どこの治療先に、いつ、転院させるのか?
⑤被害者に認定された後遺障害等級が、現実を正しく反映しているか?
⑥異議申立では、なにを、どこで、立証すればいいのか?

さて、高次脳機能障害においては、ほとんどすべてが、訴訟による解決が選択されています。
正しい後遺障害等級を獲得することも重要ですが、認定された等級に基づき、訴訟で高額判決を実現しない限り、被害者と、その家族にとって、将来生活の安定をもたらすことはできません。
ところが、平均的には、高次脳機能障害として等級が認定されている件数は、年間3000件前後であり、弁護士の全員が、この解決を経験しているのではありません。

上巻では、高次脳機能障害を1級1号~9級10号の6段階に分類して、175件の判例を徹底分析し、弁護士として、なにを、どのように立証した結果、高額判決が実現したのかを明らかにしています。
また、前半部では、高次脳機能障害の総論について、後半部では、高次脳機能障害が想定される頭部外傷の傷病名について、丁寧に解説しています。

下巻では、遅延性意識障害・脊髄損傷・死亡事故の3つについて、それぞれで、裁判における弁護士の立証を通じて、高額判決を獲得するノウハウを明らかにしています。

遷延性意識障害は、年間3000件余りが発生する高次脳機能障害の中でも、最重度に位置するもので、後遺障害等級は、別表Ⅰの1級1号が認定されますが、被害者本人が意識喪失状態であり、在宅介護の質が異なることから、別扱いとして37の判例を徹底分析しています。

つぎに、脊髄損傷の発生件数は毎年、5000人前後、交通事故で2400件、労災事故で1500件と報告されており、交通事故と労災事故で全体の73%を構成しています。 脊髄損傷においても、重度なものは、高次脳機能障害と同様に、住宅の改造費、将来の介護料、介護機器の費用・介護雑費、逸失利益、過失割合が争点となっています。
主として、横断型の重度脊髄損傷17件、医療過誤を原因とするもの1件、非骨傷性脊髄損傷1件の19件の判例の徹底分析で、裁判における弁護士の立証を通じて、高額判決を獲得するノウハウを明らかにしています。

最後に、死亡事故ですが、先の2つに比較すれば、立証で苦労することはありませんが、過失割合では、多くが、「死人に口なし」 の対応がなされていること、また、逸失利益においては、2020年4月1日以降、ライプニッツ係数の3%複利が採用されていますが、それでも実態金利との格差は解消されておらず、定期金払いを含めて、弁護士が活躍しなければならない余地が、大きく残されています。
死亡事故では、27件の判例を分析し、過失割合、逸失利益、被害者本人と遺族の慰謝料などの立証について、深く掘り下げ、また定期金払いについても、積極的な提案を行いました。


本書の購入について

(1)かもがわ出版のホームページから、申し込んでください。 http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/1163.html

(2)NPO交通事故110番でも、申し込みできます。
info@jiko110.com

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